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新しい事業をしようとするときや、新しい製品を開発するときなどにも特許調査をします。取り組む予定の事業や製品に必要な特許をとられていないかをチェックするのです。

この場合の特許検索で重要なことは、特許を出願する前の調査で説明したことと似ていますが、できるだけ上流の特許を検索することです。

つまり、その事業や製品の核となる技術を考え、その核となる部分をキーワードにして検索するのです。もし核となる部分が他社に特許でおさえられていたら、事業化することは困難になり、計画をやりなおす必要があるかもしれません。

その後、もっと下流の具体的な製品についての特許検索にうつるのがよいでしょう。このときは、似たような技術を使っている製品や、同じ効果をもつ代替品について調べるといいと思います。


もし既に特許を取られていたら、取れる対策はいくつかあります。

1.その特許を無効にする方法をさがす
その発明を開示していて、その特許が出願された年月日よりも古い文献や商品をさがすことです。
引きつづき特許検索を行い、無効にできる特許をさがしてもよいですし、論文をさがしてもよいです。

2.自社の特許とクロスライセンスをして無効化する
自社がもっている特許の使用権を与えるかわりに、その特許を無効化する方法です。相手が必要とする特許を自社がもっていることが条件となります。

3.ほかの方法を考える
その特許の方法を使うことをあきらめ、設計からやり直すことも考慮にいれる必要があります。


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アメリカ企業に立ち向かう様子など、読み物としてもおもしろいです。



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