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特許調査をする目的として、多いものが出願前の調査です。

何か新しい技術を発明して、特許を出そうと考えたときに、
その発明を特許として権利化することができるか調べるために行います。
つまり、同じような発明が既に特許化されていないかを調べます。

この検索をおこなう前に、まずあなたが特許を取ろうとしている発明の「本質」を考える必要があります。

後半の、請求の範囲が大切でも説明していますが、強い特許をとるためには、できるだけ上流の概念で請求する必要があります。
そのため、検索するにあたってのキーワードとしても、あなたの発明の核となる言葉を選ぶべきです。


あなたの発明のアイデアの核となる部分は何でしょう?

以下のようなことを考えてみてください。

1.その発明をより発展させると、どんなことができるようになるでしょう?
発展させてできた発明も、あなたが取る特許でおさえたいですよね。
また、発展させることができる部分が、その発明の本質かもしれません。

2.もし他の人があなたの特許をさけて製品をつくろうとするなら、どのようにするでしょう?
できれば、その異なる方法も同じ特許でおさえておきたいです。
無理ならば、製品を独占的につくるために、ほかの方法の特許も別にとるということも考えなくてはなりません。

3.ほかの分野に応用できませんか?
その応用可能な部分も、請求の範囲に書いておきたいです。


実際に検索をおこない、あなたの発明に似た特許明細を読んでいくうちに、
発明の本質もわかってくるかもしれません。

本質が大切、ということだけ覚えておいてください。



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